『ふりだしの恋愛人生』

10年連れ添った彼にフラれた26女のあれこれ

玉手箱を開けた

以前お付き合いしていた彼とお別れし、悲しさのはけ口として始めたこのブログを最後に更新してから、気付いたら3年半が経っていました。

3年半の月日の中で、私の状況は大きく変化し、私自身も変わったように思います。

恋愛のことを話せば、あんなに大好きだったユウとは別の人と今お付き合いをしています。

今はその人のことが大好きです。

ユウとお別れし、今の彼と付き合うまでの間に、1人の男性を好きになりました。ユウとの別れが悲しかった分、反動でその男性を猛烈に好きになりました。結局2年間その男性に恋をし、アプローチした結果、かなり気の合う友達のような関係にはなりましたが、お付き合いできることはありませんでした。なぜなら彼は他の人と婚約中だったからです。その事実はある日人伝に知り、それまで彼から秘密にされていました。おそらく結婚を目前にし、ちょっとした浮気心だったのかもしれません。

そんな恋愛を経て、最後に行き着いた結論は、私はやっぱりユウが大好きだったのだ、ということでした。ユウのことが頭から消え去るくらい燃え上がる恋をしないと、私は多分生き続けられなかった。だから無意識に、新しい恋に向けて自分の背中を押しまくり、2年もの間その男性に変にハマってしまったのです。

だからきっと、彼が居なければ今の私はいなかったのだと思います。その点ではその男性に感謝しています。

そして今の彼。今の彼については長くなりそうなので、気が向いた時にでも記録として書いてみようかなと思います。

恋愛の他には、三年半前に希望で胸をふくらませながら入社した会社で、辛い経験もしたりしました。入社して2年間は激務の波に飲まれ、ついでに上司との相性も良くなくて苦しみ追い詰められていきました。

朝9時に出社し、夜中の3時半にタクシーで帰る毎日。土日もほとんどなく、それはもう身体が辛かった。上司には理不尽に扱われ、まさに日本社会のいやな洗礼を受けており、精神的にもダメージを受けていました。

そんな環境のなかで、いつの間にか何も悲しくないのに涙がいつも流れるようになり、過食嘔吐、動悸、不眠、手の震えと、心身が完全におかしくなりました。ちょうどこの当時、例の男性が婚約中であることを知った後だったので、仕事以外でも悲しさしかありませんでした。何もかもうまくいかず、もう私は誰からも愛されないと本気で思っていました。だけど毎日必死だったので、おかしくなっている自分に気付くことができないでいました。

そしてある日の通勤中、気付いたらホームから飛び降りようとしている自分いて、その瞬間になってようやく悟りました。

恐ろしいですね、こんなに追い詰められるまで何も気づかないなんてね。今思い返すと、当時の私はそんなことにも気付かないくらい、本当にいっぱいいっぱいだったのだと思います。

 

ただ幸運なことに、自分の異常に気付いたこの日を境に、物事がどんどん良い方向へと向かって行きました。

すぐさま会社に頼みこんで部署を移動し、そして今の彼と出会いました。

自分のその時々の状態を冷静に見定めることは、非常に大事なことなのだなと思います。

そうじゃないと助けを求めることも出来ませんからね。

 

 

つい昨日、お風呂でふとこのブログの存在を思い出して、やっとのことでログインし、過去の自分の記事を読みました。

そこには当時のありのまま、必死に失恋の悲しみの中でもがく私が居ました。どうにか元気になりたいとグルグルしている自分の姿が、愛おしいような不思議な気持ちになりました。

 

ブログを読んでくれている人がいるのでしょうか、(いや居ないだろう)

誰も読まないかもしれませんが、

こんなどこの誰かもわからない私の記録が、ネットの海にただただ漂っていることが面白いなと思います。

ガラスの瓶に閉じ込めた手紙が何処かに流れ着くように、このブログが誰かの目に触れたら、ちょっとだけ嬉しい。