出会い・高校時代
どうも、はいりです。
まずは私と、彼・ユウのこれまでの10年間を簡単にお話ししようと思います。
(10年間を簡単にって、出来るかしら)
高校1年生の春、私から恋に落ちた。
部活の友人と恋愛トークをしている時、私だけがネタが無く..気になる人すらいないの?!と言う友人に対して、特に好きでもないのに、なんとなく頭に浮かんだユウの名前を伝えたのがコトの発端。
今思えばすごく失礼な話なんだけど。
私とユウはお互いのアドレスを知らず、というか、それ以前にほとんど話したことが無いような仲だった。
私がユウに気があると思い込み、気を利かせた友人は、その晩ユウのアドレスを私にメールで送ってよこした。
しかも、
「もうユウ君には、はいりがメールしたがってるって伝えてあるからー!」
ええええええー!((((;゚Д゚)))))))
まさかここまで話が進むとは考えていなかった私は焦った。
まともな恋愛経験が無かった私にとって、それなりに大事件だった。
こんなキッカケから、メールをする仲になった私達。
学校では全く話さないくせに、毎晩のようにメールのやりとりをするという奇妙な関係だった。
でもやり取りするうちに、ユウの見た目によらず優しいところや、ロマンチストなところに私はだんだんと惹かれていくのだった。
そしてメールをはじめて約半年後、気持ちをこらえきれなくなった私はついに生まれて初めて愛の告白をする。が、撃沈。
理由は、「やりたいことに集中したいから」だった。当時、ユウは友人達とバンドを組んでいて、それがよっぽど楽しかったのでしょう。仲間と音楽をすることに夢中だったのだと思う。
とても申し訳なさそうに、でもはっきりとそう告げられてしまった私は、
「そっか!わかった、頑張ってね!今日来てくれてありがとう!!」
とカラ元気にそう言うしかなかった。なんだか急に恥ずかしくなってきてしまって、逃げるようにその場を後にしたのを覚えている。
付き合うまでの話だけでだいぶ尺を取ってしまった。が、この最初のフラれた理由が、偶然なのか運命なのか、今回の私がフラれた理由と一緒なのです..
それはまた別の機会に書きます。
さて、告白が失敗に終わった私。
お家に帰って1人でわんわん泣いた。恥ずかしいやら、悲しいやら。その日は泣き疲れて、眠りに落ちていった。次の朝目を覚ますと、一件のメールが来ていた。
相手は、ユウだった。
はいりの気持ちには答えられないけど、でもせっかくここまで仲良くなれたから、はいりとの関係は終わらせたくない。自分勝手かもしれないけど、よければ友達として今後もメールしたい。
こんな内容だった気がする。内心非常に複雑ではあったが、私はユウとの友情関係を続行することにした。
そしてそんなこんなで二ヶ月後、私はユウのバンドのライブに招待され、その日に向こうから告白をうける。
はいりに対する自分の感情が、恋愛感情なのかわからなかったけど、はいりが他の誰かと付き合うことを想像したら、すごく悲しい気持ちになった
だから、これは恋なんだって気付いた
と、たしかそんな事を言われた。
そんなわけで、私達はお付き合いをスタートしたのでした。
つづく
長くなってしまった...やはり10年を短く書くのは難しいです 笑